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くらしHOW研究所

スペシャルコンテンツ働く女性の今とこれから研究室

【働く女性Real】ワーキングマザーと仕事について(2018年/全国)

<通勤・帰宅時間>

  • 通勤時間は「45分未満」が過半数。
  • 自分自身の平日の平均帰宅時間は、「18時台」が47.2%と最多。
  • 夫の帰宅時間は「19時台」26.7%が最多。一方で「21時以降」と、子どもの夕食・入浴などで忙しい時間帯に家にいない夫も約4割。

 

<育児・家事のサポート・分担>

  • 育児や家事のサポートを受けている人は約6割。そのほとんどが「実家の親」50.9%、「夫の親」17.0%に頼っている。ベビーシッター・家事代行などの利用はわずか2.5%。
  • 子どもが小学生以下の人に、子どもが登園・登校できないとき夫婦どちらが世話をするかを聞いたところ、「ほとんど自分」という人が6割超。
  • 夫婦の家事・育児分担は、妻の方が比率が高い人が大半。特に、夫の平均帰宅時間が「21時以降」の場合、「夫0:妻10」「夫1:妻9」が45.9%と多い。

 

<勤務先の子育て支援制度(法定外)の有無>

  • 今の会社を選ぶ際、子育て関連の制度状況について確認した人は、約3割。
  • 法定外の子育て支援制度で、勤務先にある割合が高いトップ3は、「短時間勤務(子どもが3歳以上になってからもできる)」50.9%、「子どもの看護のための休暇(小学生以上も対象)」40.9%、「始業・終業時刻の繰り上げ・繰り下げ」37.1%。
  • 勤務先の規模別でみると、「従業員数301人以上」のほうが、倍以上のポイントがある項目が多い。20ポイント以上の差があるのは、「短時間勤務(子どもが3歳以上になってからもできる)」「育児休業の2年以上の延長取得」「男性の育児休業促進」「子どもの看護のための休暇」「フレックスタイム」。
  • 今はないが、会社にあるといいと思う制度のトップは「育児サービス費用の補助」45.3%。ほかに、3割超のポイントを集めたのは、「子どもの看護のための休暇(小学生以上も対象)」「事業所内託児施設」「テレワーク」。

 

<今の会社や仕事のよい点>

  • 上位は「休暇が取りやすい」52.8%、「職場の雰囲気がよい」41.5%、「残業がない・ほぼない」39.6%、「上司・同僚の理解がある」39.0%と、子育てとの両立がしやすいことを重視している(時間的にもメンタル的にも)。また「仕事内容が好き」「仕事にやりがいを感じる」と、約3分の1が感じている。

 

<仕事や働き方についての悩み>

  • ワーママとして働く中で、仕事や働き方について悩んだことがある人は9割近くいる。悩んだきっかけや理由の上位は、「疲れがたまっている・体調が優れないとき」75.5%、「ストレスがたまっている・イライラして家族に当たってしまうとき」64.7%。また、子ども関連の悩みでは、「子どもの健康面に不安があるとき」64.0%、「子どもの学習や遊びなど、十分に関わっていないと感じるとき」54.0%に、仕事や働き方を考える人が多い。「家事が十分にできないとき」「仕事が忙しいとき」も半数以上の人が、働き方に悩んでいる。
  • 時短勤務者は、時短勤務に関する項目のポイントが比較的高い。「時短勤務が終了するとき」(33.3%)に家事・育児・仕事のバランスが変わる不安や、「時間的制約がある働き方のため、評価されない」(33.3%)という思いが交錯する。時短勤務者は、保育園児ママが9割超ということもあり、「子どもの健康面で不安があるとき」(75.0%)に、働き方に悩むことが多い。
  • フルタイム勤務者は、時間のやりくりに悩みを感じている。子どもが比較的大きい(末子が小学生以上の人が約4割)こともあり、「学習や遊びなど、十分に関わっていないと感じるとき」61.4%、「子どもの習い事・塾などの送迎・立ち合いができない」48.6%などの理由で、働き方を考えることが多いようだ。

 

<ワーママになって、仕事や働き方を見直したことがあるか>

  • ワーママとして働く中で、仕事や働き方について悩んだときに、実際に仕事や働き方を見直したことがある人は、約4分の1。どのように見直したかというと、「会社の子育て両立支援制度を使って、働き方を変更」「会社や上司に相談して、部署異動や担務変更」という人が約5割。実際に転職した人は22.9%。
  • 「見直そうと思ったことがあるが、行動には移していない」場合は、「転職」を考えた人が39.1%で最多。

 

<出産前・出産後の仕事への意欲>

  • ワーママになってから、もっと仕事に力を入れたいと思うようになったことがある人は44.7%。そう思った時期は「末子が3歳未満」が35.2%と最多。
  • 子どもができる前の、仕事への意欲が「高かった・どちらかといえば高かった」という人が8割超と大多数。子どもができてから、仕事への意欲が「変わらない」という人が39.0%。一方で、「やや低くなった」「低くなった」を合わせると39.0%いる。

 

<仕事と育児の両立についての意識>

  • 仕事と育児の両立について、「どちらも中途半端」と思っている人が約4割と最多「うまく両立できている」「なんとか両立できている」という人が約4割。
  • 子育ての経験が、仕事に役立つことがあるという人が64.2%。具体的な内容を聞くと、メンタル面の成長(優しくなった、忍耐強くなった、など)、コミュニケーション力アップ、効率・段取り力アップなどが見られる。また、子ども連れの顧客への対応や商品企画などに、育児の経験を生かせるといった声もある。

 

<3年前と比べて、働きやすくなったか>

  • 働き方改革や女性活躍推進などが進められている中、3年前と比べて、自分自身が働きやすくなったと「思う・やや思う」人は35.8%。その理由としては、子育て支援制度が会社に導入されたり、ワーママの増加や周囲の認知・理解の拡大などが挙げられている。
  • 働きやすくなったと「思わない・やや思わない」人は28.3%。理由としては、制度の導入や職場の理解促進が進まないというものが多い。
    特に、勤務先の従業員数が300人以下の場合、「どちらともいえない」が46.8%、「やや思わない・思わない」人が31.6%と、あまり改善が感じられていない。

 

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