SNSの普及でクチコミに乗って流行する食品が増えている。塩麹をはじめとする麹ブームや「えのき氷」「たまねぎ氷」などレシピ本も登場するほど。そこで実際にどの程度普及しているのか、SNS等で名前の出てくるトレンドの食品を挙げて調べた。
実際に買った(やった)ことがある食品は塩麹が全年代でダントツトップで、知らない人はわずか5%だった。醤油麹や糀ジャムをよく知らない人は、まだ4割近くいるので、塩麹の普及具合は抜群だ。
次いで多かったグラノーラで47.6%と半数未満。SNSで便秘改善やダイエット効果が話題になったり、専門ショップが登場したりで、20代と40代に買った人が多い。3位のパンケーキミックスもやはりブームだからと20~30代が動いている。
トレンド食品の多くがダイエットか健康にいいもの、または手軽に味を変えられるもので、それが定着するかどうかは、手間・味・価格の3拍子が揃うかどうかにかかる。塩麹が今も話題になるのはアレンジがいろいろできるから。パスタに入れるなど新しいレシピを教えあい、ブログやfacebookで写真をつけて情報交換しやすいのだ。
今回挙げた食品の中にいくつか固有名詞があるが、これらもSNSでネタになるのがポイント。「ガリガリ君~」は賛否両論あり食べたというだけでネタになる。「いなばのタイカレー缶詰」は安いのに本格的な味ということに加え、品薄状態のために噂が噂をよんでいる。ネタにしやすさ、見せやすさも重要なのだ。
<調査概要>
◆調査時期 : 2013年4月
◆調査方法 : リビング新聞公式ウェブサイト「リビングWeb」にてWEBアンケート
◆調査対象:既婚女性
◆サンプル数:829人
関連記事はありません
媒体への共感と信頼をベースに、調査やプロモーションに積極的に参加し、時に情報発信者にもなるメンバーがそろい、
各種調査だけでなく、プロモーション活動全般の基盤となります
リビングくらしHOW研究所のマーケティングデータを
商品の開発やサービスの改善に生かしませんか?お気軽にご依頼・お問い合わせください