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くらしHOW研究所

スペシャルコンテンツ自主調査レポート

「行事食についてのアンケート」(主婦/2019年/全国)

 全国の既婚女性を対象に、6つの伝統行事について、行事食を作ったり食べたりしているか、行事食への意識などを調査した。

 <決まって食べる行事食がある伝統行事>

  • 「節分」「ひな祭り」「端午の節句(こどもの日)」「お彼岸」「お月見」「冬至」のなかで、決まって食べる行事食がある伝統行事を聞くと、上位は「節分」64.2%、「ひな祭り」45.7%、「冬至」32.1%、「端午の節句(こどもの日)」30.4%。
  • 末子学齢別にみると、末子が小学生の家庭が1番ポイントが高いものは「節分」79.7%、「ひな祭り」65.0%、「端午の節句(こどもの日)」47.2%。これらの行事は、末子が未就学児の家庭のポイントが2番目に高く、小さい子どもがいる家庭でよく親しまれている。
  • 反対に、末子が社会人という人が行事食を食べている割合が最も多いのは「お彼岸」39.1%、「冬至」45.1%。

 

<行事食のメニュー別:食べるか? 食べる場合は作るか?買うか?>

  • 「節分」「ひな祭り」「端午の節句(こどもの日)」「お彼岸」「お月見」「冬至」 の行事食18種類のうち、最も食べられているのは、節分の「太巻き寿司・恵方巻」61.5%。続いて、ひな祭りの「ちらし寿司・五目寿司」44.1%、冬至の「かぼちゃ煮」31.3%、端午の節句の「柏もち」29.1%のポイントが比較的高い。
  • 作って食べるという人が最も多いのは、ひな祭りの「ちらし寿司・五目寿司」37.2%。冬至の「かぼちゃ煮」30.0%、 ひな祭りの「潮汁」22.6%。
  • 買ったり、お店で食べるという人が最も多いのは、 節分の「太巻き寿司・恵方巻」41.4%、端午の節句の「柏もち」や「ちまき」、お彼岸の「ぼたもち・おはぎ」と、和菓子系も、2割程度。

 

 
<行事食を食べない理由>

  • 節分の行事食を食べない人に理由を聞くと、上位は「メニューをよく知らない」28.4%、「節分に興味がない・忘れている」26.9%、「行事食を用意するのが面倒」25.1%。
  • ひな祭りの行事食を食べない人に理由を聞くと、上位は「ひな祭りに興味がない・忘れている」30.7%、「行事食を用意するのが面倒」28.7%、「その他」18.7%。「その他」と答えた人のFAを見ると、女子が自分以外いないという声が多い。
  • 端午の節句(こどもの日)に行事食を食べない人に理由を聞くと、上位は「端午の節句に興味がない・忘れている」31.8%、「メニューをよく知らない」26.6%、「行事食を用意するのが面倒」18.9%。「その他」の内容についてのFAでは、男の子がいない、ゴールデンウイークなので出かけているといった声があった。
  • お彼岸に行事食を食べない人に理由を聞くと、上位は「お彼岸の行事食をよく知らない」35.6%、「お彼岸に興味がない・忘れている」28.9%、「行事食を用意するのが面倒」18.2%。
  • お月見の行事食を食べない人に理由を聞くと、上位は「お月見に興味がない・忘れている」35.3%、「お月見の行事食をよく知らない」27.0%、「行事食を用意するのが面倒」23.5%。
  • 冬至の行事食を食べない人に理由を聞くと、上位は「冬至に興味がない・忘れている」38.4%、「冬至の行事食をよく知らない」28.7%、「行事食を用意するのが面倒」18.3%、「冬至の行事食のメニューが好きでなはい・食べたいメニューではない」16.4%。

 

<伝統行事の“食”についての気持ち>

  • 5つの選択肢から、自分の気持ちに最も近いものを選んでもらったところ、 「できるだけ伝統食を作っていきたい」という人は25.8%。最もポイントを集めたのは、 「行事は残したいが、料理は自分にあった形にアレンジして作っていきたい」35.2%。「行事は残したいが、伝統食は購入を主にしたい」という人も17.5%いて、半数以上の人が、伝統行事の“食”は柔軟に取り入れたいと考えているようだ。「伝統行事や行事食にはこだわらない」という人は19.1%。

調査期間: 20199.11~9.16
調査方法: 「シティリビングWeb」「リビングWeb」「あんふぁんWeb」にてWeb調査
集計数 :1123(平均年齢46.3歳)

 

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