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くらしHOW研究所

スペシャルコンテンツ業界インタビュー

足に優しい靴づくりの技術とデザインを融合 20代の“細い足”の悩みにも応えたい

取材日:
アシックスジャパン株式会社 ウォーキング事業部 マーケティング部 プロダクトマーケティングチーム 具 貞杬さん

くらしHOW研が全国の女性を対象に行った「靴と足の悩みについての調査」では、約8割の女性が足や脚に悩みやトラブルを抱え、足に合う靴選びに苦労をしていることがわかった。足の形状や歩行行動に関する研究を元に、1983年から足に優しい靴を提供してきた、アシックスジャパンの具貞杬(グ・ジョンウォン)さんに話を聞いた。

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外反母趾などの足の悩みは、足に合わない靴を履いてきた外的要因によるものが大きく、特に今の50代には、バブルのころにピンヒールのパンプスを履いて、足を傷めた方が多くいます。

 


一方で、今の若い女性たちの足は細くて、アーチが低く、筋肉が少ない傾向があります。一般的な靴では足を包み込むことができず、靴の中で動いてしまう。すると足は緊張して汗をかき、それがにおいの原因にも。
今回のくらしHOWの調査では、20代の足の悩みの第3位に「足のにおい」が入っていますが、足に合った靴を履いていないことが原因の一つだと思います。


このように同じ“足の悩み”といっても、若い世代の悩みは、上の世代とは中身が違います。若い女性の足の形に合わせた木型の靴は今はないのですが、今後は必要になっていくでしょう。

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実は今、コンフォート系のブランドはどこも厳しい状況です。コンフォート靴は、“おばさん靴”というイメージが定着してしまい、伸び悩んでいます。でも、足にやさしい靴を求める人が増えているのは間違いありません。

 

足に優しい靴を実現するテクノロジーはすでにあります。課題は、そのテクノロジーとデザインの融合をどう表現するか。歩きやすく、スタイルをよく見せるオシャレな靴なら、もっと幅広い層にアプローチできると、私たちは考えています。

 

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足の健康ってとても大事ですよね。それなのに、自分の足のことをわかっていない人はとても多い。学校で足について教えればいいのに、と思います。

 

直営店のアシックスウォーキングでは、足の形を3次元で計測するサービスを行っています。 足幅や土踏まずの高さ、かかとの傾きなどを計測し、足に合うシューズ選びをお手伝いします。また、靴のフィット感をさらに高めたい場合は、足の特徴に合わせてセミオーダー中敷きも作製することができます。

「Runwalk WOMEN」シリーズ 2018春・夏


また、この春には、若い女性向けに、スリムなシルエットで、履き心地が快適なパンプス「Runwalk WOMEN」を発売しました。

 

 


このシリーズでは、ローヒール、ミドルヒールに加えて、7cmのハイヒールも用意。いずれも低反発スポンジを入れて足裏の荷重を分散させたり、ヒールを2種類の硬さの素材を組み合わせる構造にしたり、衝撃緩衝材のゲルを入れるなど、アシックスのノウハウをたくさん取り入れているんですよ。

若い世代の足の悩みに応えて開発したこの靴は、女性のビジネスシーンでしっかり履いてもらえるパンプスです。これまで、ヒールの靴を履きたいけれど敬遠してきたという方にも、ぜひ注目していただきたいですね。

 

アシックスRunwalk WOMENの詳細はコチラ
http://www.asics.com/jp/ja-jp/walking/runwalkwomen

(取材は2018年2月)
女性を起点に、夫、子ども、親世代などあらゆる層にアプローチ

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