今回は「くらしＨＯＷ」サイトリニューアル第一弾、
おしゃべり会議室もスペシャルバージョンでお届けします。

テーマ　：　「主婦のツボはここでしょ～」

参加者　：　リビング新聞グループの女性社員４人。
　　　　　　　いずれも「主婦のツボを、ズバッとギュギュっと押したい」と、毎日考えているメンバーです。

※おしゃべりスタートは4/2（月）15：30からを予定。それまでは、しばしお待ちください。

リビングくらしＨＯＷ研究室の藤田です。

今日は「くらしＨＯＷ」サイトがリニューアルして、第１回目のネットおしゃべり会議、ということで、特別にリビング新聞グループの女性の皆さんに、参加してもらいました。

テーマは「男性の知らない、主婦のツボ」です。

例えば私が聞いて「なるほど～」と思ったのは、「質の高い飲食店のクーポンは友達関係を円滑にするのに役立つ」という、あるミセスの発言。

ミセス仲間同士で「ランチどこ行く？」となったとき、いい割引情報があれば、すぐに話がまとまるし、友達にも感謝される。だから、お財布にはクーポンを入れておく･･･。

確かに多人数のグループで店が決まらず迷っている時間って、なんか居心地悪いですものね。

くらしＨＯＷ研究所の兼松です。 「主婦」に比較的接する機会が多い立場としてコメントしますと、どうでもいい話かもしれませんが、主婦は、とても「密で迅速なコミュニケーション」を欲しているイメージがあります。 「直接話したい」「電話は嫌、メールならＯＫ」などコミュニケーションの方法は人それぞれですが、「ちゃんとお話をする」「不明なことにはきっちり迅速に答える」ことを望んでいて、どんなクレーム状態にあっても、最終的にはほとんど方と理解しあえる状態になります。 これって、結構気を遣うことですが、ここを外すと、ツボをおさえられないどころか、逆に痛い目にあいます。 なんかはなから道がそれてしまった感あり？？？

リビング（東京）編集企画の滑川です。 ランチって主婦同士でとても大事にされているコミュニケーションの場だから、新しいおいしい店の情報を持っているっていうことの価値は高いですよね。専業主婦の「お友達とのランチ」の頻度は、月１，２回と、そんなに多くないけれど、だからこそ店や料理にそのランチの成否がかかっているわけで。リビングの紙面でも、地元のランチの店情報の要望はすごく高い。企画に困ったら「ランチ情報」というぐらい。。。

ランチ等飲食店のクーポンといえば、やはり主流な某誌を思い浮かべますが、主婦があのような冊子を持ち歩く図はあまり想像できないですよね。かといって、「クーポン券」みたいなものを切り抜いて持ち歩くものなのでしょうか。 なんてことを考えていくうちに、ケータイに「今日のお得なランチ情報」なんてものを流してあげて、店情報としてもストックできるように（単なるクーポン情報だけでなく）してあげて、いざと言うときにお友達に「ほら、こんな店があるよ」とすぐ検索できる…なんて思ったのですが、そういうものは主婦としてはありがたかったりしませんか？？？

今、ミセスのクーポンの保管の主流は｢財布」みたいですよ。みなさん「長財布」（お札が折らないで入るもの）だし。

ケータイはまだこれから、だと思うのですが、もしかしたら、スイカやパスモなどＩＣカードが進化してクーポンと結びついたら、けっこう可能性あるかも。

だって、定期をもたない主婦層も、今はほとんどがスイカ持ってますから。

東京Ｂａｙの編集柴田です。藤田さんの最後の発言「居心地の悪さ」に関して。これは、主婦（に限らずですが）の大っ嫌いなモノの筆頭でしょうな。。
グループで行動してても、一人においても、自由に行動できる時間は限定されてる。ちなみに、読レポ会議では「９時～15時」前後が平均自由時間とみました。この間に、いかに気持ちよく過ごせて好きなコトができるか、に主婦はかけてるような気がします。
ちなみに、近くにできた大型ＳＣに平日の休みに出かけてみましたが、前評判の高いレストランフロアはメチャ混み。ＳＣの前は、ちょっとした広場になってるのですが、そこではたっくさんのミセス軍団が、ＳＣ内にあるイトーヨーカー堂の弁当とお茶でサッサとランチして、再びＳＣチェックへと戻っていきました。その行動力、恐るべし。脱線しちゃったら、ごめんなさい。

店でクーポンを使うシーンというのも、かなり日常化してきた感がありますね～。あと、情報源も1つじゃなくて。クーポン誌で見た店＆割引情報を、ネットで検索して、グルメサイトのクーポンと比較して安いほうを使ったりとか、「行くぞ」と決めた時の（幹事役の人は）ガッチリやるなあと感じたことがあります。そういう人が、お友達同士のなかのランチクイーンになれるという。。。 ただ、日常的にふと行動する場面というのも多いわけで、ケータイメールでお知らせというのはそんなときの行動のきっかけになる気がします。地元スーパーのタイムセール情報メールとか、やっている所がありますが、どうなんでしょう、効果。 で、主婦の情報武装はどんどん進んでいるのですが、驚くのは「切り抜き」はなかなか廃れない、ということ。「これは」という記事はびりびりっと切り抜いて（破り抜いて？）取っておくというコメントは相変わらずよく聞きますよ。

これは、男性の皆さんに声を大にして言いたいですね。

「専業主婦はヒマ」は禁句です。ハッキリ言うのはもちろんＮＧだし、ニュアンスでもダメだと思います。主婦を顧客としてご商売している方は、「主婦は時間がない」と一日一回唱えてほしいほどです。

大阪の編集・吉田です。 主婦は、基本的にモラリストたらんとしているので、好きなことは「自分の時間」と決めた時間帯内でしなければ！という生真面目さがあるように思います。 また、モノゴトの優先順位が明確で、お金を使うところと、そうでもないところのメリハリがとてもはっきりとしていますよね。家族全員でしょっちゅう使うものは、なるべく安く安く、ですけれども、自分だけが使うもの（化粧品系など）は別のモノサシで値ごろ感を決定、みたいな。で、生真面目なので、全体としてバランスを失わないように細かく細かくチェックしつつ、商品選びや店選びをしているという感じがします。

主婦ではない自分が言うのもなんですが、「主婦は大忙し」だなーと思います。 よっぽど会社にいる自分の方が、「頭たるんでる」と思う時が多々あります。 とにかく情報収集能力というか、それにかけるエネルギーは大きいと思いますね。そのためにはいろいろなサークルに参加したり、コミュニティに参加したりと大忙し。で、子育てもしなきゃいけない。柴田さんも書かれたように、限られた時間の中で、いかに多くのことをやるか？が、彼女達にとっては大命題のような気がします。

そうか～。いろんな話をしても、結局「主婦のマジメさ」に結びつきますね。その生真面目さを、肯定して、しっかり受け止めるのが、主婦の心を動かすコツなのかな。

アンケート調査をするとき、薄謝でも抽選でもプレゼントがあるのと無いのでは、まったくレスポンスが違うのですが、これも「プレゼントがほしい」という気持ちより、「誠実かどうか」を問われている気がします。主婦とモラルを共有する、というか。

そうですね。とてもマジメですね。「主婦」って属性なのか、職業なのかって、以前アンケートを取ったことがありますが、その責任感、プライベートとの切り分けを考えると、やはり『仕事』ととらえるべきなのかもしれませんね。収支をきっちり押さえ、家族の暮らしの質を守る―という。で、プライベート＝自分のことは、ちょっと別。

そうなのですよね。まさに「仕事」なのですよ、彼女たちが日常コツコツひたすらルーチンでしていることは。
だから、その「仕事」を評価してあげて、もっというと声にだして面と向かってセリフで讃えてあげたり、その「仕事っぷり」や「気持ち」を「充分理解してまっせ～」というメッセージを送ると非常に嬉しいのです。「理解してまっせ～。だから、こんなのどうですかあ～」と仕掛けられるとブワッと動く、みたいな。そんな事例とかありましたっけ？あったですよね？ね？

なるほど、コツはモチベーションアップということですか、評価を明確にすることで。今風に言うと「主婦という仕事の『見える化』」かな？

なるほど～。

「主婦」は、やはり深いです。

今回の会議の“プチまとめ”としては、
「主婦としての仕事」にかかわる領域は、しっかりと理解している、マジメに評価する、というスタンスでの情報発信が「ツボ」になる、ということでしょうか。

「ミセス個人」としての部分の刺激の仕方と、コレとはまた別、なのかもしれませんが。

約２時間にわたるネット会議、いったん終了しますが・・・。
また、第２回もぜひ開催しますので、皆さんよろしくお願いします。

「助かりました」に選ばれたアイテムを見ると、まさに「見える化」したものばっかりですよね。
また脱線しちゃうけど、最近笑えるけど気持ち掴んでてグッときたのは、「グッチ裕三のキッチンシリーズ」で、オタマじゃくしの顔のオタマ。でもオタマのすくう部分に、ｃｃメモリがついてて、計量スプーンと一体化してる。底も丸じゃなくて、つぶしたりできるように平らなんです。カエルの顔したフライ返し（ひっくりカエル、かけてます笑）も、主婦をわかってんなあ～、という仕掛けがありました。ネーミングの方が強烈で、仕掛け忘れちゃったけど