« 「肉食系40代半ばオトコ&オンナ」のキモチ<2> | メイン | 今年もよろしくお願いします。 »

2009年12月24日 カテゴリー : 4藤田レポート&ダイアリー

「森フォー」プロダクトアウト人生もいいじゃないか

くらしHOW研究所 藤田景子です。

 いよいよ2009年も終了間近、今年も様々な流行語が世をにぎわした。研究員・今野が書いていた「肉食系」なんてのも、そのひとつ。私個人が女性にまつわる新語として、注目していたのは、ミクシィのコミュニティから生まれた

…そう、「森ガール」!

「森ガール」の定義については、YAHOO!辞書を引用させていただく。

 ソーシャルネットワーキングサービスのミクシィで話題を集めている「森にいそうな女の子」についてのコミュニティ。森にいたら似合いそうな女の子について50を超す条件が示されているが、それらは「ゆるい」、「ゆったりとした」といったものが多い。たとえば「ゆるい感じのワンピースが好き」、「ニットやファーで、もこもこした帽子が好き」、「古いものに魅力を感じる」、「カメラ片手に散歩をするのが好き」といったもので、「美しい」や「きれい」というよりも「かわいい」ということに価値観が置かれている。「森ガール」コミュニティの管理人が、友人から「森にいそうな格好だね」といわれたことから始まったという。

(YAHOO!辞書 新語探検より)

話を聞けば、「ああ~いるね~。そんな女の子」と、想像がつくだろう。
ちなみに、森ガールは「ロシア人形ににていると言われるとうれしい」という項目も。

%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%AB0.jpg

※マトリョーシカも森ガール的趣味ですね。

ではなぜ、私が「森ガール」に注目なのか。といえば
私自身が、ずーっと、もう25年くらい、こんな風に言われてきたからだ。

「森の中の家に住んでそう」(私はローラか!妖怪か!)
「フキの葉っぱの下にいそう」(それはコロボックルですね)
「歩くとピコピコ音がしそう」(これは森とは関係ないけど)

 基本、背が小さいので「人以外のものに見えやすい」ということはあるが、そのほか趣味や好みも、「森ガール」の定義を読むと、確かに当たらずといえど遠からず。すくなくとも、積極的肉食的なのが特徴といわれる「アラフォー女子」よりは、はるかにこっちに近い…かもしれない。

…えっ、「森フォー」なんて初耳?

そうでしょう。だって私が作った造語ですから。

 ワタクシ、何を隠そう40代。バブル世代の末席を汚す身。「ガール」ってのは、あり得ない。森ガールの「おねえさん」的存在はいるらしく、それは「森ねえさん」で、例えば深津絵里だったり、永作博美だったり、麻生久美子だったりするらしいが、それもおこがましい上に、さらに年齢はもっともっと上をいっている。こりゃ「アラフォー」ならぬ「森フォー」(森にいそうな40代)とでも呼んでいただくのがいいんじゃないかと思った次第だ。

 さて、私が「森ガール」について集めた情報のうち、気になるものがある。「もてない」「オトコ受けしない」というものだ。確かにそういう側面はあるだろうな、と率直に思う。(自分を振り返っても…)。

 自分の趣味で楽しく遊んで、充足している森ガールたち。その名前がつくまでは「不思議ちゃん」と呼ばれたりもしているかもしれない。オトコとしては、「ん~」って感じでしょうねぇ。

 この、私にとって妹か娘のような「森ガール」を見ていると、自然に、もやもやっと浮かんでくる言葉がある。

「プロダクトアウト…」。

復習の意味で、「@IT情報マネジメント」さんのHPから、その意味を引用してみる。

「プロダクトアウト」


企業が商品開発・生産・販売活動を行う上で、企業側の都合(論理や思想、感性・思い入れ、技術など)を優先するやり方。“作ってから売り方を考える方法”といえる。

対義語は

「マーケットイン」


企業が商品開発・生産・販売活動を行ううえで、顧客や購買者の要望・要求・ニーズを理解して、ユーザーが求めているものを求めている数量だけ提供していこうという経営姿勢のこと。“売れるものだけを作って提供する方法”といえる。

~「@IT情報マネジメント」HPより~


 マーケティングを知識として最初に習うときには、「プロダクトアウトでは売れないんです。マーケットインの考え方を徹底しましょう」と、たいてい言われる。

 たとえば、数年前まで一世を風靡していた「モテ系」は、典型的な「マーケットイン」型。一部の女の子しか共感できない感性や思い入れを、マーケット(男性)の思惑を無視して表現する森ガールは、どう考えても「プロダクトアウト」型。マーケティングの王道から考えると、「彼がほしかったり結婚したかったら、森はちょっと…」と、忠告(コンサル)するのが正解かもしれない。

でも、私はここで乱暴に思うのだ。
プロダクトアウト、いいじゃないか。

 世の中の物という物、サービスというサービスが、もし全部マーケットイン型だったら、何がいったい面白いのか。と。一般受けしない森ガールだって、彼とラブラブだったり、すてきな結婚をしている子も、たくさんいるに違いない。

 「モテ系」全盛の時代にも、ひっそりと自分の「好き」「楽しい」を集めて生きてきて、今、ちょっとだけ時代の光をあびた「森ガール」。そんな彼女たちの元気さにあやかり、消費者ニーズを追いかけ続け、ついには追い越してしまったような会社ばかりが生き残ると言われた2009年を乗り越えたら、2010年には意外なプロダクトアウト型企業が注目を浴びていた…。そんな年になると、面白いなぁ。

 ということで、肉食系だったり森フォーだったり…実はちょっとヘンなキャラの研究員ぞろいの「くらしHOW研究所」ですが、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


このブログのフィードを取得
[フィードとは]
Powered by
Movable Type 3.34

当ブログ掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁じます。
copyright©2007 Living Kurashi HOW Institute.All rights reserved.