くらしHOW研究所の今野直子です。
肉食系40代半ば有職主婦で、大学生と中学生の2男児の母。親の介護もしております。
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■肉食系40代半ばオンナとホストクラブ
前回は、六本木の80年代のディスコ「NIRVANA(ナバーナ)」が復活し、
心憎いMDで特に<肉食系40代半ばオトコ>に支持され無事1周年…というハナシを書き、
「そこは、とある筋にはビジネスチャンスが転がっているところ…続きは次回」と結びました。
その「とある筋」のハナシ。2009初夏の夜、ワタシは仕事のお客様の希望でNIRVANAへ行き、
「とある筋」の人と出会いました。お客様も「肉食系40代半ばオンナ」。
そこで、ワタシたちは、それぞれナンパされました。
「ナンパも、80年代当時のままね」とオバサン2人、悪い気はしないものの、どこか違和感が。
ナンパしてきたオトコは、ココの客層にしては、あまりに若く、イケメンだったから。
聞けば20代半ばというから、こちらが気恥ずかしくなり、「若い人の来るところじゃないわよ」
とオバサン、親切に諭すも、若いオトコに促されるがままに電話番号とメアドを交換、一緒に踊り…
そこまでです、念のため。無防備とか仕方なくとかではなく、肉食系40代半ばオンナは、
こんな感じです、失うものもないので。
(もちろん40代半ばオンナには「若いオトコには近づけない」という草食系もいます。
ここでは、一部の主婦の「人には言えない」消費について語ることをお断りしておきます)
さて、その日から毎日、若いオトコから「会いたい…」などと甘~いメールが。
「それにしても若いオトコが、マメにオバサンにメールするのはヘンだな…?」と熟考、
!とひらめき…PCに向かいググる…「××× ホスト、検索っ!」(×××は彼の名前)。
あれよあれよと、彼の写真にヒット。やっぱり・・・、ホストがお客をGETしに。
エコノミストの門倉貴史氏の著書「『夜のオンナ』はいくら稼ぐか?」によると
ホストクラブは全国に980店舗、歌舞伎町だけで137店舗。これは、2005年の推計なので、
不景気の今は激減していることでしょうが、以下本書のままに引用させていただくと、
市場規模は約8585億円! 客層&金額は推計で、
1位 キャバクラ嬢、約3902億円
2位 風俗(ソープ、ヘルス)嬢、約2341億円
3位 OL・その他、約2175億円
4位 有閑マダム、約167億円 …ス、スゴイですね!
1、2位が圧倒的。ホストにとって、ビジネス的にもプライベート的にも本命は若いお嬢様方ですが、
彼女らが仕事している時間にホストクラブの席を温めているのは、3、4位の客層。4位とて大した金額。
彼の肌感覚では、「OLは管理職とか、外資系なリッチな感じ…ストレス溜まってる系の」。
というわけで、ワタシは1カ月半の間、色かけられました(ただしメールのみ)。
皆様、「色かける」という業界用語をご存じでしょうか。
ワタシは疎かったので、このご縁をきっかけに〝お水〟〝風俗〟の表サイト、裏サイトに親しみ、
「色かける」「本営」「枕営業」…と数々の用語を初めて知りました。
※「色かける」=特定の客に対して「恋心がある」「わたし達は付き合っている」と感じさせ、
指名や同伴を得ること。
職業がホストだと判明したところで、研究員たるもの、なかなか得られない研究材料と
潜入のきっかけは逃しません。
肉食系40代半ばオンナとしても、20代イケメンと出会うなんて二度とない!と「友達」になってみます。
ワタシの場合、介護の憂さを晴らしたいというキモチもあったかもしれません。
心の隙が、この手の世界に入るきっかけになるということは、よく聞くことです。
まずは業界のことなどを根掘り葉掘り、普通のOLや有閑マダムのワタシなど足元にも及ばない
肉食っぷり、その消費をお勉強。
しかし、サスガ相手はプロです。
不思議なもので次第にこの若造にココロ引かれていく…マーケティング的に解釈すると、
ピンポイントターゲットへの顧客満足度の追求が身についているホストは、
本人も気付いていない真のマーケッター。
フェイドアウトすることのないよう、ぐいぐいと朝夕メール。
そして、さりげなく会話の中に、店の行事予定をちりばめるのはもとより、
自分の趣味(=客に買ってほしいもの)、将来の夢(=客からの融資を期待?)を語る。
残念ながらワタシはひとつも応えられませんでしたが。
そういうものに応えなければならなくなる前に、そして、「理性を失う前」にサヨナラしました。
最後はケータイの「着拒」という形で。たぶんこの筋ではありがちなお別れの手段だったと思います。
以下のワタシのポリシーと1カ月半の行動をご参照の上、
主婦の「人には言えない消費の実態」をご判定ください。
○最初にホストに言い渡した―「ワタシは、絶対に店には行かないタイプの人間。
だから、メールはいらないから」⇒消費しない宣言/交際しない宣言
○しかし、ホストは「店に来なくていい。メールしたり、会ったりしたい」と。う~ん、ウマイ!
「ま、こんなに若くてイケメンに出会うことも生涯もうないかも。ま、いっか~」と
指恋(若者メール隠語=メールでの恋人)。⇒交際
○「店には連れていかないから」と言われデート(ホストのおごりで飲食)した。
さすがプロ、楽しかった~。
そのあと、ホストの「俺のすべてを知ってほしい、だから店に来てほしいんだ」
という大真面目な顔でいうクサイ台詞に「みんなにそう言うんでしょ?ネットで読んだよ~」
とぷぷっと吹き出しつつも、一度ぐらいアリか、と店に行った。ホストクラブデビュー。⇒消費
○店での使用金額の上限をココロに決め、超えたらホストに払ってもらうぞ!と考えていたが、
彼も気がとがめ、まけてくれたのか? 存外安い!と感じた。⇒顧客満足(次回誘導のための
初回インセンティブ)
※ワタシはこの1回きりだったが、もしホストの誕生日につきあうなら、プレゼント込みで最低
10万円程度使うことに。お祝いにドンペリをあけ、シャンパンタワー発注、
ほかのホストへも振る舞い、さらにホストの似顔絵ケーキ!は5万円…。一応、検討。⇒消費未遂
○この1回のために、会社、プライベートのどこでも二度と着られないような若い服を購入⇒消費拡大
○この1回のために、新しく化粧品を買い、エステに行った。⇒消費拡大
○この1回の罪悪感で、家族にプレゼントなどした。⇒消費拡大
…以上、人には言えない消費の実態。「理性を失う前」と言えるかどうか、判定いかがでしょうか?
今回の肉食系40代半ばオンナの研究結果(?)をまとめると
・「これを逃したら」若いオトコに出会えない、という「本能的なリビドー」が消費の原動力。
・若さって眩しい!と知った40代半ば肉食系オンナは、「若さ」を買おうとする。
・色恋にからむトキメキ=感動は消費拡大の原動力になる、たとえビジネスと分かっていても。
(ホストクラブはオカネが潤沢にあれば楽しめるエンターテインメント)
※因みに「はとバス」のツアーにも組まれていて、ビギナー向けにオトクな金額です。
でもハマル危険もあるので、恋愛と切り離して遊べる、
あるいは擬似恋愛として割り切れる性格の人ならOKだと思います。
といいつつ、すべてが過去のこととなった今でも、ワタシは信じたい、彼のコトバ…
「…ちがうよ、お客をGETしに行ったんじゃない。ボクたちは出会ったんだ!」
(アホちゃうか!? 「信じたい」はシャレですから!)
前出の、客層&金額1位、2位の消費を間接的に支える(?)百戦錬磨の男性の皆様、
とくに<肉食系40代半ばオトコ>の皆様には、この類のハナシ、珍しくはなく釈迦に説法でしょうか?
こうした遊び場は、善か?悪か? ニンゲンにとって必要悪か?そうでないのかは、
また別な問題。市場規模も決して小さくはないだけに考えさせられます。
これを書きながら、改めて感慨深~く感じる次第ですが、それは、また別の機会に。
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※勝手ながら、「肉食系40代半ばオトコ&オンナ」とは、「80年代に大学生」からスタートし、
就職・結婚・第1子誕生までを90年代前半ごろに終えている…コレをスタンダードとしています。

