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2009年07月10日 カテゴリー : 4藤田レポート&ダイアリー

「業務スーパー」~価格格差にビックリ~

くらしHOW藤田です。

 最近の新聞記事に、不況の今、飲食店など向けの業務用量販店「業務用スーパー」や「倉庫店」が普通の主婦に人気とあった。一番有名なのは「コストコ」だが、日本企業もがんばっているという。

 確かに、今、「モノの値段の常識」が再編中だ。私も6月にはファストファッション各店をめぐるうちに、洋服の値段についての常識がどんどん書き換わっていくのを実体験した。

 そして先月には、イオン、そしてセブン&アイが、サントリーの供給により、第三のビールをPBで、それも「100円」を発売したという発表が! 大人の飲み物・アルコール飲料がジュースよりも安いのね…。 これは、食品の価格競争の現場も見ておかねば…と、会社から一路東へ。亀戸の街へ出かけてきた。

「業務スーパー河内屋亀戸店」

 まず、なぜに東京都江東区の亀戸なのか。それは「業務スーパー」という店がここにあったから。「業務スーパー」は、神戸に本社のある株式会社神戸物産が、関西を中心として全国に500店舗近くを展開している。飲食店などのプロの購買が中心なのだろうが、HPを見ると一般家庭の主婦にもターゲットを広げている。コストコのように会費(登録料)などは必要なく、ふらりと出かけて買い物できる。そして、この店の安さのヒミツは、自社工場、関連工場で生産した自社商品や、商社として直輸入した商品を販売しているから、らしい。いわゆるSCM実践企業だ。IR情報によると、国内での原材料生産のため北海道に4800haの土地を買ったというから、なかなか豪快だ。

 JR亀戸駅から歩いて5分くらい。「業務スーパー河内屋亀戸店」はあった。ここは、お酒のディスカウント店として有名な「河内屋」とのダブルネームだ。

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ウーロン茶28円、豆腐35円、第3のビールが88円

 まず入り口にある「ウーロン茶1本28円」に立ち止まる。もちろん190mlの缶だけど、28円のインパクトはすごい。最初っからガツンと来るな~。裏の表示を見ると、国内生産で「神戸物産」が販売元。そうか~やっぱりな。店内は、普通の食品スーパーよりはやや雑然として梱包ダンボールがフル活用されている(こんな感じです)。

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 お客さんは「お店の買出し風」の人が7割くらい、普通の主婦らしき人が3割か。午後2時半という中途半端な時間のせいか、そんなにお客さんはいない。品物は安いものもあれば、それほどでもないものもある。例えば冷凍食品。いつでも4割引きらしいので、安いには違いない。業務用で量も多い。でも、近所のスーパーでも5割引きの日があるし~と思うと、購買意欲はそれほど高まらない。卵10個で137円も、まあまあかなぁ。全体には、大手スーパーより数割安いけど「買うか買わないか、己の判断力が問われる」という感じがする。

 そんな中、掘り出しものはないか…とグルリと見渡すと、ありました「豆腐35円」! 

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35円。サイズはごく普通

 私が普通に買う豆腐は78円。聞いた話だが、激安セールだと「3つで100円」とかあるらしいが、毎日35円で買えるなんて…。でも、これを食べて「おいしい」ということになったら、78円の豆腐を買うたびに、何か悲しい気分になる。こわくて買えないよ…。この、ドレッシングが118円も同様。

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 そして、店の片隅で見つけた、それは「第三のビール88円」! なぜひっそり置いてあったのかは不明だが…。イオンの100円に驚いている場合じゃなかったんだ~。もしかして、あのニュースに驚いていたのは、ぼやーっと生きている私だけだったのだろうか?ちなみにこの「麦旨(生)」は、韓国で生産され、「神戸物産フーズ」が輸入元。

競合店も「対応価格」で対抗

 いや~。うちの近所にもできればいいのに「業務スーパー」と思いつつ、帰りがけに、もう1軒近所のスーパーに寄ってみた。「旬鮮食品館カズン」。

 そして、ぶったまげた。曜日限定ですが、卵は10個78円ですよ!週に1回のまとめ買いなら、いつでも78円ってことだ。

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見えにくいですが、左上の78円が「タマゴ」です

 そして「豆腐」は、「競合店対応価格」と打ち出して49円!
(ほかの普通の豆腐、高い豆腐も置いてありましたが…)。

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「競合店対応価格49円」!

 実際には「業務スーパー」より高くても、この「私たち、戦っています」という打ち出しによって、買ってしまう人も多いのでは。この「カズン」は、生鮮食品も充実しているためか、実際にお客さんもよく入っていた。

物価のエリア格差拡大で、エリアとライフスタイルの関係性がより密接に

 正直、亀戸の物価の安さはうらやましい。しかし、格差社会といわれるが、非常に狭いエリアごとの「物価格差」もグイグイ広がっている。亀戸と同じ江戸川区には「豊洲ららぽーと」もあるが、そこにはまた独自の消費スタイルがあった。どこに住むかで買い物スタイルにも差が出るし、生活費にも大きな差がつく。結果としてまたライフスタイルも変わってくるだろう。この経済環境の変化で、居住エリアとライフスタイルの関係性が、さらに密接になってきているのではないか。


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