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2009年06月10日 カテゴリー : 4藤田レポート&ダイアリー

「SEIYU FASHION PROJECT」~応援したい、でも買えない~

くらしHOW藤田です。

 個人的なことだが、「マイ・スーパー」はずっと西友だ。だから一消費者として、いつも西友の動きには注目している。だって西友ががんばっているかどうかは、わが家の生活の質に大きく影響するんだから。

で 、6月のはじめからスタートした「SEIYU FASHION PROJECT」。スーパーの服を「安いのにカッコよく」しようと意欲満々だそうだ。これは一度、見に行かねばなるまい。近所の友人も「地下の食品売り場でもプロモーションしていた」と言っているし、かなり力が入っているんでしょう!

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「読売新聞」の号外体裁の販促チラチ。
チカラ、入っています

英国デザインが日本上陸、しかし意外に売り場は・・・

 事前にちょっと調べたところ、西友のPBのひとつ「George」はウォルマートグループの英国子会社の衣料品ブランド。今までは英国発のコンセプトやテイストに基づいて、日本でデザイン開発してたんだそう。しかし、H&Mやフォーエバー21など海外ファストファッションの成功を見て「よし!こりゃイケる!!」と思い(注:ここは想像です)、英国のデザインをそのまま導入するアイテムを大幅に増やしたのだそう。ほう、それはいいアイデアだ! だってデザインコストが下がれば商品価格だって下がるはず。私も西友で洋服を買ったことはないが、見たら欲しくなっちゃうかも。

 出かけたのは、隣の駅のちょっと大きめの西友。日曜日のお昼ごろ。エレベーターでトコトコと上がっていって…あれ?売り場がない?(&人がいない…)。けっこう広いフロアをグルグル回り、「ココかしら?」という売り場をやっと発見。意外と…現場はそんな感じなのかもしれない。

おっ!997円のカットソー、なかなかいいんじゃない…と思った瞬間に!

 商品は…うーむ。まず今回の「売り」と思われる、新作コレクションがある。ビーズ刺繍などを使ったエスニックテイストのチュニックやワンピが目を引く。確かに手もかけているし、デザインも嫌いじゃない。しかし、ちょっと着るシーンが思いつかない。けっこうな「おしゃれ上級者向き」だ。そして、一番の問題は、デザインが個性的すぎて、これを着ていたら「あ、あれ西友じゃない?」とあっという間にネタバレしそうなところだ。

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確かにカッコイイ。おしゃれ上級者向け風イチオシアイテム

 じゃあ、方向転換して、もっとベーシックなものを探そう。新作コレクションではないかもしれないが、いいじゃないか。と手にとった黒のパンツ。短めの丈で夏の間も使いやすそう。しかし、価格が3990円。これは微妙。だってつまり4000円ですよね。あと1000円くらい足せば、デパートブランドのバーゲンでも手に入る。2990円だったら買ったかもしれないけれどなー、やっぱりパス。

 でも、私は西友を応援したいのだ!何かひとつくらい買うものはないのか…!? あ、このカットソーいいんじゃない? デザインもスッキリだし、色もキレイ。値段も990円!これは買いでしょう。と、ハンガーをつかんで、レジに向かおうとしたとき見たのは…。なんと、その売り場にいた私以外の2人も、同じカットソー、それも同色を持っていたのだ。ひゃ~。それはないでしょう。と、結局買わずじまいに。なんとか西友を応援したかった私の気持ちは報われなかった。


女なら無意識にチェックしている…「かぶらない?」「ばれない?」

 今回の教訓としてぜひ整理しておきたいのは、「あのチュニック」も「あのカットソー」も、銀座や表参道の店にあったら買うかもしれなかった点だ。

 ただし、これは、街や店のブランド力のせいではない。たとえばですね、銀座でお洋服を買う人、表参道で買う人、新宿で買う人が住んでいるのは、どこでしょう? 横浜だったり、埼玉だったり、千葉だったり…。例えば個性的なデザインが100枚売れても、それを着た人と出会う確率は少ない。「かぶる」「ばれる」という心配が少ない。「ZARA」や「H&M」も小ロット生産で売り切り御免の販売だと消費者も知っているから、安心して買える。
 でも、家の近所の西友は、半径5キロくらいに住む人しか来ない。使う駅も一緒だろう。同じ洋服を着ている状態でバッタリ会うのは最低だけど、ひそかに「あ、あれ西友で売ってたやつ」と思われることがあるかもしれない。それって、どーでしょう…。これも「西友」というブランドだから、と言えないこともないが、要するに「ネタばれ」がイヤなのだ。

 じゃあ「ユニクロ」はどうなの、と言われそうだが、ユニクロには「機能的でベーシックだから」「さし色として」などの言い訳がある。が、そうは言っても、「ユニかぶり」「ユニバレ」「ユニかくし」などの言葉を普通に使うようになっている。

 そう、女性ファッションは「これなら、かぶらない」「ネタばれしない」と消費者が安心できる販売規模とデザインのバランスが、けっこう大事だと思う。私にとっての「SEIYU FASHION PROJECT」は、そのバランスに不安があるため、「デザインや価格はいいけど買うのに躊躇するブランド」と判定されてしまった。ん~ホントに残念。あのとき、あの売り場でほかのお客さんが、同じ商品を持っていなかったら…まったく別の報告になったかもしれないのだから。

 個人として、一消費者として西友に目指してほしい方向性は「トレンドに沿いつつベーシックで、体形がキレイに見える着やせ服」の、KY(カカクヤスク)販売。それが「ご近所のスーパー」に求めるホントの「KY(カッコよくてヤスイ)服」だと思うんだけど。


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