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2009年05月 アーカイブ

2009年05月11日 カテゴリー : 4藤田レポート&ダイアリー

女性起業家コンテスト受賞者にお会いしました(前)

くらしHOW研究所 藤田です。

少し前のことになりますが、女性起業家を応援する
「Woman Power Project 2008 ビジネスプランコンテスト」で
1次審査から3次審査までの審査のお手伝いをしました。

このコンテストは、2001年からサンケイリビング新聞社が首都圏、関西圏で実施してきた
「女性起業家支援キャンペーン」が発展したもので、
産経新聞社、サンケイリビング新聞社、フジサンケイビジネスアイの主催、
大和証券グループの共催で、全国規模で開催しています。

1次審査と2次審査は、書類選考。
3次審査は訪問審査で、2人1組の審査員が応募者のご自宅や事務所までおじゃま。
事業プランの詳細をうかがい、お人柄にも触れてきます。

最終審査に進むのは本当に狭き門なのですが、
私が訪問したうちの1人が最終審査まで残り、
「審査員奨励賞」を受賞されたのです!

今年は、ご存知のように非常に厳しい環境の年。
もともとこのコンテスト、アイデアだけでなく事業が継続発展していけるか、
という「ビジネスプラン」を現実的に問うコンテストだけに、
本年度の審査は、いつも以上に厳しい姿勢になった、とのこと。
そのため「大賞」はなく、「審査員奨励賞」の3名だけが受賞者だったそうです。

そんな中で受賞となった3人のうちの1人が、秋山友子さんでした。

秋山さんが提案したのは、新しいスタイルの赤ちゃんのよだれかけ
「コミュニケーションビブ」を中心としたビジネスです。

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秋山さんは、2歳の赤ちゃんを持つ現役ママさん。
さらに現在はフルタイムのお仕事もして、ときに自営業のだんな様の仕事も手伝い…という、
忙しい毎日を送る女性です。

「今2歳の子は、ホントによだれの多い子だったんです。
 1日に何度もよだれかけをかけかえて、下の服までびっしょりになることも。
 せっかくぐっすり寝ているのに、よだれかけをかけかえるために
 起こさなくてはいけない時もあるし。もう泣きたくなります」

そこで秋山さんは手作りよだれかけの工夫を続け、
ついには「これはいい!」という、よだれかけを作り上げました。

それをママ友に見せたところ
「これは絶対に他のママも助けるものだから、作って売りなよ!」という声が多数。
よし。それじゃあ!と、ママたちの声に後押しされて初めたのが
そもそものスタートだとか。

そのよだれかけ(コミュニケーションビブ)が、コレ。

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★背中側から撮影しています。

ポイントとしては

・「たすきがけ」スタイル
   ⇒ずれにくく、安全性が高い

・「たすき」と「エプロン」が切り離されるデザイン
   ⇒赤ちゃんを起こさずに取替えられる
    たすきは1セットで、エプロンだけ取り替えられるので経済的

・「たすき」にメッセージを入れることが可能
   ⇒赤ちゃんの後姿をコミュニケーションのきっかけに

※詳しくは「ビブベビー」のサイトをご覧下さい!
http://bibbaby.ocnk.net/

この「コミュニケーションビブ」、
クチコミでママたちに広がり、現在は品切れが多い状態です。

1度買ってくれた人のリピート率が6割と高く、
平均購入金額も5000円~6000円に。
「1回使ったママに支持される」商品として育っているようです。
しかし、秋山さんの想いの中心にあるのは、
商品をたくさん売る、ということだけではないのです。

(この先のお話は、次回に続きます)

女性起業家コンテスト受賞者にお会いしました(後)

前回に引き続き
「Woman Power Project 2008 ビジネスプランコンテスト」で
審査員奨励賞を受賞した秋山友子さんのお話を続けます。

秋山さんが開発し販売している「コミュニケーションビブ」。
たすきがけタイプのよだれかけで、たすき部分とエプロン部分が
別売りなのが、まず最大のポイント。

まず目が行くのは、かわいらしいデザインのエプロンですが、
実は秋山さんの熱い想いは、「たすき」に強くこもっているのです。

「エプロンは汚れていくものだけど、
 このたすきの部分は汚れないから、1セットで大丈夫。
 そして、できればこのたすきを『赤ちゃんのとき使っていたもの』として
 長く大切にしてほしいんです」と秋山さん。

「今、おもちゃでも何でも、子供のモノは、どんどん新しいものが出てきて、
 買い換えることが当たり前になっている。だから、
 子供にモノを大切にすることを教えるのは、すごく難しいんです。
 それも5歳くらいになってやっと理解してくれるから、
 赤ちゃん時代からそのころまで、何か使い続けられるものがあれば…」

そのために、現在、よだれかけとして使い終わったたすきを
持ち手に使えるバッグ類を開発中なのだそう。

「さらに!メッセージ付きのたすきもポイントです」

よだれかけをする時期の赤ちゃんは、たいてい抱っこされている。
ハイハイもする。だからこそバックスタイルが大事。

「たすきに、『ママはオレが守る』など、ちょっとした一言を
 プリントしたものを作ったところ、大人気でした。
 赤ちゃんの背中の一言が、ママ同士のコミュニケーションの
 キッカケになったりするんですよ」

さらに秋山さんは、この「たすき」を企業とママのコミュニケーションツールとしても
役立てられないかと考えているそうです。

「企業が子育てママたちに伝えたいメッセージをたすきに入れて
 ノベルティなどとして使ってもらえるようになれば、
 ママたちもうれしいし、みんなが喜ぶと思っています」

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★こんな風に、たすき部分に文字が入るのです。


実は、今回のビジネスプランコンテスト、最終審査の面接は
とても厳しいものだったのだとか。

「単価の安いよだれかけだけで事業を発展させられるのか、
 また、一度事業をはじめた以上は社会的な責任も出てくるが、それをどう考えるのか。
 審査委員の方からは、たいへん厳しい指摘もいただきました。
 それも含めて、今回のコンテストを通じて考えたことは、
 今後のためになることが、とても多かったと思います」

秋山さんは、実はアラフォー世代。
仕事をして、子育てをして、その上でさらに新しい事業を、自分の手でひとつひとつ進めていく。
この世代の女性の特徴といわれる“自然体でよくばり”エネルギーを
彼女もたっぷり持っています。
今後の彼女のがんばりに、注目しています。


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