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2008年05月27日 カテゴリー : 8エリアマーケットが面白い

主婦取材の現場は“ご自宅”

くらしHOW研究室 藤田景子です。

取材などで、リビング新聞読者のご自宅を訪問することがあります。
そんなとき、なぜか思い浮かぶのは、「現場100回」というコトバ。

別に事件の捜査でもないですし、行くのはたいてい1回限りなのに。

だいたい「自宅に取材に行きたい」って、頼まれる方も気が重いでしょうし、
頼む方も気が引けます。気を遣います。OKいただけると、ホントにありがたい。
でも、ご自宅でお話をうかがうと、不思議とその方の背景がクッキリ見え、
深い理解につながる気がするのです。

そういう意味で、主婦を理解したいと思うとき、「自宅」という現場に行くことは、
とても大事だと思うのです。

先週おじゃましたのは、武蔵野地区のAさん宅。
駅から歩くのは、無理じゃないけれどちょっと辛い…という距離の、
住宅地の中にご自宅がありました。

立派な住宅街なのですが、たぶん、あと少し歩いたら農地があるのかしら?
数十年前には「農村」と言っても間違いではなかったのかも、
と思わせる、のどかな雰囲気です。

ご自宅は、プチ豪邸といいましょうか。
私の出身地、新潟県ならいざしらず、東京ではかなり大きなお家でしょう。

「かなりこだわって、建てました」という、
その美しく落ち着いたダイニングで、取材スタート。
取材のときにはメインテーマ以外に、雑談もします。
そのうちに、Aさんのご主人の実家はこの地域の農家で、
その土地に家を新築し、住んでいらっしゃるということが分かりました。

その住宅地の空気感を感じ、話を聞いていくと、
Aさんが「町内の行事や学校のPTAは忙しくても断れない」というのが、
そうだろうなぁ。断れないよなぁ。と、実感できます。
Aさん自身も「大変だけど、そういうものだし」と、「断れない」ことを、
ごく自然に受け止めているようにも見えました。

Aさんの生活には、「地域」が実体としてあって、
何かを選んだり、決めたりするときに、
「地域のこと」の優先度は、ごく自然に高いのです。

でも、帰り道で建設中の大きなマンションを見ていると、
同じ地域に住んでいても、Aさんとはまったく違う「地域観」を持つミセスも
大勢いるのだろうなぁ、とも思いました。

こんな風に、たまにでも「ご自宅取材」を敢行すると、
感じることが多いなぁと、またしても実感した次第。
今後も、いろいろなお宅にお邪魔して、
その場でミセスにお話しをうかがいたいと思っています。


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