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2008年04月 アーカイブ

2008年04月22日 カテゴリー : 8エリアマーケットが面白い

雑誌不況の今、女性を引っ張る「STORY」「Mart」の勘と信念

サンケイリビング新聞社 編集企画部・滑川です。
エリアマーケットを少し離れますが、今、気になる「雑誌」について、です。

4月15日売りの「BRUTUS」の特集はパン屋さんでしたね。
3月号の「Title」はチョコ特集。
私たち女性の関心フィールドにヤツらはどこまで入ってくるのだ!とムッとしつつ、
2冊とも買って読みました。

リビング新聞でもそうですが女性誌のパンやチョコの特集は、
あくまでおいしいものを食べたい人に向けたガイド情報なのに対し、
この2誌はパンやチョコについての薀蓄が深すぎて、
アートとして本気であがめちゃっている風なところが不思議です。

「もう何の小麦だとか賞を取ったとかはもういいから、
で、そのパンはどんな味なの? 甘いの? パリパリなの?」と雑誌に聞き返しながら、
奥深いマニア情報を楽しみました。

私は、日ごろリビング新聞のエリア共通の記事を担当する仕事柄、
書店でもまず女性誌に目が行きますが、
ここ数年そのはじけ加減が気になるのが、「STORY」と「Mart」。

「STORY」は「女であること」が最大(!)のテーマで
40代がターゲットのファッション誌。
読者の年代が上がるにつれて上質さや自分らしさを主張する女性誌が多い中、
ずっとモテ続ける“かわいい女”を目指し続けているのです。

ずいぶん前ですが二の腕の弛みを「モテぷよ」と称して、
あえて魅力的に見せるファッションを紹介した企画には、
40代の女性として正直アタマが下がりました。

「Mart」は、読者を郊外に住む若いミセスに絞っていて、
コストコやIKEA、ル・クルーゼ、クロックスの情報がとにかく満載!
読者がわが家の家事技やショッピング術、インテリアを
繰るページ繰るページ紹介しまくります。

2誌とも出版社は光文社。「JJ」「Very」・・・
将来を見据え、これでもか!これでもか!と信念を曲げることなく突っ走っていくのは、
きっと同社の社風でもあるのでしょう。
「Mart」はこの雑誌不況にあって、順調に部数を伸ばしているそうです。

広く浅くではなく、深く強く読者をとらえて引っ張っていくのは、
マーケティングデータではなく『次に何が来るかをとらえる』エディターの勘と信念。
読者アンケートハガキやプロフィル調査は後追いで確認のためにする-。

情報はタダが当たり前の時代になって、
そんな古いタイプの雑誌作りが光を取り戻しているように感じます。

2008年04月23日 カテゴリー : 8エリアマーケットが面白い

ママも子供も…二兎を追うものランチを制す

リビング東京BAY編集長の柴田です。

先ほど読んだ、ベイママに人気の地元情報雑誌が
「ママのランチミシュラン」の特集をしていました。

そこで「こんなスポットを待っていた!」と絶賛されていたのが
江東区大島にある「mam@cafe」。
ビルの2階、駐車場なし、日曜・祝日定休、とレストラン業態のセオリーをことごとく外しているのに、です。

数年前、玉川タカシマヤのスターバックスが子どもスペースを併設して話題になったけれど
「ママのハートをがっちり掴む」ということにかけては、
ココはその数段上をいっていると思います。

まず、ママと子どもは一緒にランチを楽しむ。
その後、キッズスペースでこどもが楽しんでいる間
ママは「専用スペース」へ。
そこは、マッサージチェア、ダイエットマシーンなどが使い放題の「癒やしスペース」。

乗馬マシーンにまたがってクネクネしながら、マッサージチェアでモミモミされながら、
最新エステの蒸気を顔に当てながら、
ママたちはおしゃべりも楽しめるってワケです。

一方、貸し出し無料のお姫さまドレスを着て
お城風のテントでプリンセスになりきって遊ぶ女の子、知育玩具に興じる男の子と
キッズも大盛り上がり。

ランチのほかに、利用料として大人15分100円かかるけれど、
連日大盛況。リピーター続出とか。

もはや、レストランは「食べるだけの場所」にあらず。
ありそうでなかった「料理プラスアルファ」のサービスで
ママと子どものハートをがっちり捕まえれば
路面店でなくても、多少狭くても「勝てる」の、実例だと思いました。


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