リビングくらしHOW研究所 藤田景子です。
2007年も、いよいよ終わろうとしています。
「今年の重大ニュース」も新聞やテレビを賑わせていますが、
個人的に気になった今年のニュースといえば、
産科医の不足、病院のたらい回しなど、出産医療にかかわるニュースでした。
ここ数年、出産(30代出産)する友人が多かったせいもあると思います。
また、親世代の病院通いも増えてきて、「病院えらび」「医師えらび」などが、
心の中で大きくなった年とも言えるかもしれません。
そんな中、興味深いデータがありました。
リビング新聞グループとも関係の深い、
健康・医療分野のメディアおよびマーケティング事業をおこなう
「株式会社QLife」(http://www.qlife.jp/)が行った調査で、
全国の医師・歯科医師が患者による「病院クチコミ情報」を、どう考えているか、というデータです。
この「医師・歯科医師が回答」というのが、かなり興味深いところです。
概略でいえば「クチコミは有用」と積極的にとらえる医師・歯科医師が4割。
逆に「有用でない」は1割。
さらにクチコミの発生源となる可能性が高い、受信患者の「感謝」や「不満」を、
自分はあまりキャッチできていない、という医師・歯科医師が多数。
特に、医師の5割は「患者は不満をほとんど伝えない」と思っているそう。
つまり、「患者は不満があるのではないか」「それを自分には伝えず、クチコミしているのでは?」と、
ドキドキしている医師や歯科医師も多いということでしょう。
ある意味「その推測、正解!」ですよね。
たとえばお医者さんや病院に不満があるとき、それを医師本人に伝えるのって、
相当難しい・・・と思います。
でも、逆に「言ってほしいのか!」というのは、このデータを見て気が付きました。
もうひとつ面白いと思ったのが「不満」の逆は「感謝」なんだ・・・ということ。
他の業界でしたら、間違いなく「不満」の対極は「満足」なのですが、
医療業界は、やっぱり「感謝」なのか・・・。
何ごとにも感謝の心が大切なのは言うまでもないことなのですが、
やはり、少しほかの業界との感覚の違い、差は、依然としてあるのでしょう。
でも、こんな調査データが多くの人の目に触れることによって、
患者とお医者さんのコミュニケーションが、もっとオープンになって、
キモチよい医療が受けられるようになる・・・
そんなキッカケになるといいな、と、願っています。

