くらしHOW研究所 藤田景子です。
先日、ポーラ広報部の堀禎子係長と原恭子さんが弊社にいらっしゃり、
ポーラ文化研究所による「女性の化粧行動・意識に関する実態調査」の結果について、
お話してくださいました。
ポーラ文化研究所は、「化粧文化」について、人文、社会学など様々な角度から研究されている機関です。
今回(2007年)の調査は「スキンケア編」「メーク編」の2本立てて、
15歳~64歳の女性1500人に対して行ったそう。
⇒ 調査結果はこちら
http://www.pola.co.jp/company/culture/bunken/lifestyle.html
様々な興味深いデータがあるのですが、特に考えさせられたのが、
スキンケア、メークそれぞれに対する、「期待」と「実感」の差を明らかにしたデータです。
まず、化粧品の価値を、肌への「効果価値」(潤いを与える、乾燥を防ぐ、キメを整える・・・など)と、
心への「情緒価値」(リフレッシュする、リラックスする、明るい気持ちになる・・・)に、分けます。
そして、それぞれの項目ごとに、期待と実感の差を見ていきます。
結果としては
1 全体として実感レベルを上回る期待を抱いている。
つまり、「期待」を上回る「実感」は、なかなか得られない、ということですね。
2 特にスキンケアの「効果価値」で期待と実感のギャップが大きい。
特に「紫外線・UVから保護する」「シミを防ぐ」などのギャップが大。
この差は、どこから生まれてくるの?というのは、
ある程度お化粧経験のある女性なら、いろいろ思い当たるのではないでしょうか。
例えば・・・使い方・理解が間違っている(伝わっていない)
UV関係では、特に「●時間ごとに塗りなおして・・・」とありますが、
よっぽどリゾートや野外活動の時でないと、朝塗ったきり・・・ということも多いですよね。
また、1本使えば長年の悩みだったシミがみるみる消える、といった化粧品は、
残念ながら、まだないそうです。結局、結果が出る前に、飽きたりあきらめたりするのが大半では?
そして・・・情報や宣伝に期待感が膨らまされ過ぎている
今、化粧品のCMや美容雑誌などを見ていると、
もう「こんなにいい物を、今すぐ使わないのは女としてダメだ」くらいのキモチになってきます。
その過剰なメッセージが、結果として使った人をガッカリさせているのかもしれません。
しかし、堀係長もおっしゃっていましたが、化粧品は
素直に期待したり、気持ちがいいと感じたりして使う人の方が、全般に効果が高まり、
「効かないじゃない?」と懐疑的に使う人は、効果が下がる、ということもあるとのこと。
そのために、容器も色、柄だけでなく、持ったときの握り具合、カチッとしまる安心感などを
総合して、「美しくなる予感を設計する」のだそう。
期待しなければ最大限の効果は得られず、しかし期待しすぎるのもガッカリ&浮気の原因に・・・。
化粧品って、なんともお付き合いが難しい商品です。
そうはいっても、美容は女性にとって大きな関心事。
今回の調査でも、スキンケアやメークを重視している女性は、
生活・健康・ファッションなど全般への意欲が高い傾向が見られたということ。
後でガッカリしない程度にワクワクさせてくれる情報を、やっぱり女性は期待しているのかもです。
★関連データ
リビングの「美容」に関する調査結果はコチラ
http://www.kurashihow.co.jp/modules/news/index.php?storytopic=8

